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2016.11.18

最近古事記などの神道の文化にハマって、
熊本に出かけたりしましたが、仏教美術も好きだったりします。

毎年秋になると、正倉院の宝物がお披露目されるという事はご存知でしたか?
何百年も昔から大事にされる宝物はとはどんなものだろう?
一目見ておきたいと思い、先日奈良に家族で日帰り旅行に行ってきました。

名古屋から奈良は車で約2時間30分。
高速道路と名阪国道を使っていくと、
そんなに時間も交通費もかからずにいけるんですね。
お財布にやさしい。(最近自分のお財布事情ばっかりネタにしております。)
奈良は平城京があって、仏教が非常に力を持った時代ですので、
豪華なお寺があちこちにあります。

今回最初の目的地は若草山。
奈良を一望できる、絶景スポットです。
また、鹿スポットでもあります。

泥遊びしたての男鹿。

奈良

子鹿も人目をあまり気にせずご飯に夢中です。

奈良

なんとも言えないのんびりした時間はとても贅沢です。

若草山を下って次は興福寺へ。
藤原鎌足の次男、藤原不比等が平城遷都(710年頃)に、
別の場所が移設したそうです。

雑誌で知った小ネタですが、奈良時代は今と言葉の発音や速度が違うらしく、
パ行は『パピプペポ』。ざじずぜぞはとヅァヅィヅゥヅェヅォ発音していたそうです。
なんだか可愛いですよね。
なので藤原不比等(フジワラノ フヒト)は『プヅィワラノ プピト』と読むそうです。
日本人とは思えない名前になっちゃいますね。

今の日本語も1000年〜2000年後は、
今の発音とはまったく変わっている事になるのでしょうね。

さて、興福寺ですが、今回は本殿ではなく、
境内にある南円堂と北円堂に行きました。

南円堂

写真の南円堂は藤原冬嗣が父の冥福を願って建てたという、
珍しい八角形の円堂です。
詳しい歴史についてはあまり分かりませんので、
キョンシー住んでそうだね。という感想に留めさせていただきます。

すでに終わってしまったのですが、
北円堂では特別開扉をしており、
内部に安置されている仏像を拝めました。
運慶の晩年の名作だそうです。
内部の写真は残念ながら撮影禁止でしたのでありません。

次は世界遺産の春日大社へ。
何柱もの神様が祀られておりまして、
平城京が出来たときに国の繁栄と幸せを願って出来たそうです。
カップルもいっぱいいて、おめでたい神社です。
御朱印の列は最近の御朱印ブームもあって大行列でした。

この春日大社には国宝殿という、
今年10月にオープンしたとてもおしゃれな博物館があります。

春日大社

様々な宝刀や宝物が甲冑が飾られております。

でっかい太鼓もあります。

太鼓

叩いてみたいなぁ。。。

春日大社の近くでは中村政七商店の期間限定ショップが開催されていました。

名和晃平

大名古屋ビルヂング内にあるイセタンハウス
アートディレクションをした名和晃平さんが作った鹿の像(写真左側)が置かれてました。かわいい。

夕方頃に早めの食事を近くのびっくりうどんでいただき、奈良国立博物館へ。
開催されていた、第68回正倉院展で宝物鑑賞。
派手さはありませんが、当時の職人の技術力が推し量られる宝物は見ごたえあります。
中には鈴やら棒やら、じっくりみるのにはちょっと滑稽に感じてしまうものもありますが、
実はとんでもない高級品だったりします。
※棒とは笏(しゃく)の事です。奈良時代、平安時代などに支配階級の人が持っていたそうです。聖徳太子が持っているやつですね。ただの棒見て何が楽しいんだ?と思ってしまった僕はかなりの浅はかな人間です。。

正倉院展が開催される時期の奈良国立博物館は、
近辺に毎年とてつもない渋滞が起きるほど人気だそうで、
観覧者を分散される目的で夜遅くまで入館出来るようになっています。
夜に見る仏像なんかはなかなか良いもんです。動き出しそうで。

正倉院展を満喫したあとは奈良のふただび興福寺境内をぶらぶら。
寒空の中、ライトアップされた五重塔に圧倒されておりました。

興福寺五重塔

総じて奈良はとても良い所でした。
もうちょっと歴史を勉強して行くともっと楽しいんだろうなぁ。
名古屋にお住まいの方、ぜひお出かけください。

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